【迷路自動生成入門】

minecraft

こんにちは、けいです!

「さのプログラミング教室」で、ScratchやMinecraft educationを使って、プログラミングを指導しています。

教材は、市販のプログラミングの本や独自開発したゲームや教材で進めています。教えるには講師自身も学び続けなければならず、また、教材もどんどん新作を作っていかなければならない、というのが大変なところです。

そのかわり、新たな知見が得られたときは、うれしさでいっぱいになります!
この気持ちよさを、教室に通っているみんなにも感じてほしいと思って、日々新しい教材開発にいそしんでいます!

さて今回は、ゲーム開発でも人気の高い「迷路の自動生成」について解説します。
ScratchやMinecraft Educationなどで、自力で迷路を作ることはそんなに難しいことではありません。しかし、毎回自力で迷路を作るのは大変な労力ですし、かといって、一つの迷路で何度も遊ぶと、プレーヤーに飽きられてしまいますよね。

『毎回違う形の迷路やダンジョンをプログラムで作れたら・・・』

そう考えるとワクワクしますよね!

実は、迷路を作るアルゴリズム(決まったやり方)にはいくつか種類があり、それぞれ「生
成される迷路の形(解きやすさ)」や「プログラミングの実装難易度」が大きく異なります。
今回は、プログラミングをする前に、迷路の自動生成によく使われる代表的な4つのアルゴリズムの特徴をご紹介します!

迷路生成アルゴリズム 4選

棒倒し法 (Binary Tree)

あらかじめ等間隔に立てた柱(壁)を、右か下のどちらかにランダム(てきとう、バラバラ)に倒して壁を作っていく手法です。

メリット : 計算量が少なく、初心者でも最も簡単に実装できるアルゴリズムです。

デメリット : 必ず「左上から右下」に向かって斜めの偏り(バイアス)ができやすく、少し不自然な迷路になりがちです。

穴掘り法 (Recursive Backtracker)

ランダムな方向に2マスずつ壁を壊して道(穴)を掘り進め、行き止まりになったら「まだ掘れる場所」まで戻って再び掘り始める手法です。

メリット: 行き止まりが深く、人間が解いていて一番「迷路らしい」と感じるクオリティの高い迷路になります。

デメリット: 「来た道を記憶して戻る」という処理(再帰呼び出しやスタック)が必要になるため、プログラミング難易度は少し上がります。

壁伸ばし法 (Wall Follower / Recursive Division)

外枠の壁からスタートし、内側の空間に向かってランダムに壁を伸ばしていく手法です。
既存の壁にぶつかったらそこでストップします。

メリット: 棒倒し法のような偏りがなく、比較的綺麗な迷路になります。

デメリット: 「壁を伸ばして良いか(空間がループしないか)」を判定する処理が少し複雑で、バグが起きやすい部分でもあります。

プリム法 / クラスカル法 (Prim’s / Kruskal’s)

グラフ理論という数学的な考え方(最小全域木)を応用して迷路を作る手法です。

メリット: 偏りが全くなく、ゲームの自動生成ダンジョンなどでよく使われる本格的なアルゴリズムです。

デメリット: 配列やリストの高度な操作が必要になるため、Minecraftの本格的なMod開発やPythonなどのテキストコーディング向けです。

アルゴリズムの比較まとめ

アルゴリズム実装難易度迷路の特徴おすすめの用途
棒倒し法 ★☆☆ (簡単) 斜めの偏りが出やすい 最初の挑戦、導入向け
穴掘り法 ★★☆ (普通) 長い道ができやすい 本格的な迷路にしたい時
壁伸ばし法★★☆ (普通) バランスが良い棒倒し法からのステップアップ
プリム法等★★★ (難しい)細かい分岐が多くランダム性が高い本格的なダンジョン生成

【次回予告】

じゃあ、どこから手を付けるかというと、まずは簡単な「棒倒し法」の仕組みを使った迷路の自動生成プログラムを作っていこうと思います!

プログラミング初心者の方でも分かりやすいように、図解を交えながら具体的なステップを紹介していきますので、お楽しみに!

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